「走る奴なんて馬鹿だと思ってた」を読みました。ウッ!心当たりが…の巻

松久淳さんのエッセイ「走る奴なんて馬鹿だと思ってた」を読みました。ドキッとするタイトルですが、その昔私、らく走 太郎も同じこと考えていました。今は全く思ってませんよ!

著者の松久淳さんは30年以上運動は一切拒否、毎晩酒を浴びる生活を続けていたそうです。そんな生活を続けているうちに具合が悪くなって病院で診てもらうと「太陽を浴びて運動してください」と言われます。

ご本人はいろんなお医者さんの話や情報を付き合わせた結果「自律神経失調症」と結論していました。

そこから一念発起してランニングを始めるわけですが、最初は100mも走れない自分の体に愕然としていました。この気持ちよく分かります。

何年も運動らしきものをしていないと「こんなに体力ないんだ」と実感します。

私、らく走 太郎も2kmでへたり込んでました。

松久淳さんは走るのを諦めようとしていましたが、盛大なことをやらかしていよいよお尻に火がついた状態になったところでランニングを継続するようになったのです。

読み進めていると共感するところが多々ありました。

新しい道を走ることこそが、ラン意欲を加速させる

話の序盤に出てくる一文ですが、同じことを感じています。やっぱり知らない道や街を走るのって楽しいんですよね。少々の不安もありますがワクワクの方が上回ります。

ネットの「地図で距離測定」を使ってシミュレーションをしながらあーでもないこーでもないと考えることもよくやります。

実際に走ってみたら結構な上り坂!でマップだけではわからないことに愕然とすることも楽しさの一つです。

ルートシミュレーションを繰り返しながら新しい道を開拓して、徐々に走る距離が長くなることはなかなか嬉しいものなんですよね。

(地図で距離測定は見つけられなかったですが、グーグルマップで距離を測るか「きょりタン」を使えば同じことできます)

電車でラン

この「電車でラン」も共感したことの一つです。自宅を起点にして走るとどうしても範囲が限られてしまいます。そして飽きてきます。

そのため電車に乗って離れた場所から帰ってくる、あるいは離れた場所を走ってくると今まで知らなかった道を走ることになり新たな発見につながります。そして楽しい。

松久淳さんと同じく私も都内に住んでいますので交通機関をふんだんに活用して走っています。コンビニや自販機、お手洗いにも困ることが少ないので安心です。

都内以外を走ったとき、ちょっとしたピンチを迎えたことありますから。

この「電車でラン」はぜひ試していただきたいです。

フルマラソンにも挑戦

あちこちを走りながらだんだん走る距離も長くなり、故障もしながらフルマラソンに挑戦するくだりがありますが、興味深い話でした。

私はハーフまでしか経験していませんが、大会に参加する心境や疑問、心配事も描かれていて今後参加するときの情報として役に立ちます。それと巻末の猫ひろしさんとの対談も面白いです。

ランニングの楽しみ方の一つとして参考になるかもです

読み終えた感想としては、ランニングの楽しみ方が自分とよく似ていて楽しく読めました。

走る距離は短くても、楽しく継続できれば心身の健康も得られるというランニングです。これからランニングを始めようと考えていらしゃる方にはぜひ読んでいただきたい本の一つです。

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